


今、米国は絶好調です。そして、当分このトレンドは続くと思います。米国を買うのは間違いではないと思います。でも、為替リスクのある米国をわざわざ買わなくても、日本人なら日本でいいのではということを前回書きました。
ダウ20,000ドル越え、米国人なら強気で買いです。・・・でも、日本人は?
日本について思うところを書いてみたいと思います。
まず、米国が良ければ、日本もある程度は追随します。米国企業は株価が物語るように継続して大きな利益を出していますが、日本も大企業はアベノミクス以来大きな儲けを出しています。日本企業の内部留保は300兆円〜400兆円と過去最高を更新しています。儲けという点では米国の企業には劣っているとは思いません。
日本と米国の違いは株主への還元です。還元率の高低が株価に反映されているような気がします。昔から日本は株主への還元率が低水準です。配当利回りも米国よりも一回り低いです。これは配当原資がないのではなく、配当性向の問題です。これを言いかえれば、企業側が余裕を持っているということです。
要は日本人にありがちな守銭奴的な気質を変えていくことができるかということです。そして、この気質は変わりつつあるようです。ワールドワイドに展開していくのであれば守銭奴は許されないでしょう。保守的な企業でも配当性向が年々大きくなっています。
既に目一杯株主に還元している米国に対し、これから還元率を高めていこうとしている日本には伸びしろがあると思います。
さらに、一直線で上がっている米国に対し、日本は適度に上げ下げを繰り返しています。一見、一直線に上がっている方が良さそうですが、少なくても下げる可能性があるならば、必ずしもそうとは言えないと思います。
資産形成を目的の積立をした場合、買い上がっていくことになります。常に高値掴みのリスクを負うことになります。平均買い付け単価もどんどん上がっていきます。ちょとの下げでも含み損を抱えることになります。
逆に、日本のように適度な下げがあれば、そこで平均買い付け単価を下げることができます。
米国が確実に一直線に上がっていく、日本には上がっていく余地が全くないというのであれば上述の理屈は当てはまりませんが。
日本は人口減少による経済縮小が懸念されています。でも、日本の企業が日本だけで活動しているわけではありません。内需が伸びなければ、それを外需に求めればいいだけです。トヨタは日本ではなく米国で稼いで大きな利益を上げています。
そして、内需について言えばオリンピックもあります。いろいろとも揉めごとはありますが、経済面では確実にプラスになります。
日本もまだまだ捨てたものではないと思います。伸びしろもあると思います。日本人なら日本でいいのではというのが私の持論です。

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問題はそのアメリカで稼ぐ方式がトランプの登場によって危機を迎えている事ですね。特に自動車はひどい。米国車には輸入関税かけてないのに日本車には2.5%の関税。米国車が日本で売れないのは、ドイツ車のように魅力的なクルマを販売しようと努力してないからなんですが、その事が全く理解されなくて、「貿易不均衡」だと声高に叫んでいます。ホントにおバカトランプには困ったもんです。
雇用回復・大規模減税・インフラ投資など期待先行でもうしばらくダウなどは上昇するでしょうが、いずれ調整期が来ると思います。そんな時、日経は過剰反応するので困りものですね。
さて、今年はどうなるでしょうか・・・。
トランプ大統領は確かに困りものですね。でも、そのうちつじつまが合わなくなって、にっちもさっちもいかなくなるのではないでしょうか。そして、最後は放り出してしまうかもしれません。もし、そうなったら・・・。
放り出すといえは日本の民主党です、日本は既に苦い経験をしています。そういった意味でも日本はいいかもしれないと思っています。